エクラデジュール『リヴェール』『ユズフォンダン』『ショートケーキベリンヌ』『プラリネオランジュ』
昨年9月、この東陽町にオープンしたエクラデジュール。
京橋にあるルエールサンクを引っ張ってきた中山シェフのお店です。
実家であるパン屋「ナカヤ」は、東陽町からすぐの砂町にあり、今も人気の老舗。
現在は中山シェフのお兄さんが受け継いでいるそうです。
つまりはこの東陽町は中山シェフにとって地元のようなものです。
私が初めてルエールサンクを訪問した時は、まだギリギリ中山シェフが在籍していた時。
故にエクラデジュールのショーケースを彩る多くのカップデザートは、
ルエールサンク時代にも目にしていました。
その華やかなショーケースは見る程に目移りしてしまうのですが、
搾りに搾って今回は4点のケーキを購入しました。
『リヴェール』
今まででこの組み合わせを聞いたのは初めてです。
柚子+コーヒーの意外な出会い。
曲線美が見事なピストレされたコーヒーのクリーム、薄くチョコレートのプレートを挟み、
柚子のクリーム、それをしっかりと受け止めるガッチリとしたタルト。
組み合わせこそ複雑そうですが、組み立ては実にシンプル。
どうして共存出来ているのだろうと、不思議なくらいに合致している。
柚子クリームの鮮明な酸味を包み込むようなコーヒー。
どうして喧嘩しない?
『ユズフォンダン』
このケーキ、私がルエールサンクで買ったシトロンベール フォンダンという、
ライムを使ったケーキとそっくりです。
初めてルエールサンクで買ったケーキでしたので、個人的に思い入れが強いです。
こちらは柚子+チョコレートの組み合わせ。
淡い色のフォンダン、ビスキュイショコラ、
ガナッシュのように力強いクレームショコラ、そして柚子のクリーム。
酸味よりも香りが引き立つ柚子と、濃厚なチョコレートがとても合います。
『ショートケーキベリンヌ』
このケーキがテレビで紹介されたことでエクラデジュールを知った人も多いのではないでしょうか?
ショートケーキをカップデザートに見立てたものです。
シャンティイとビスキュイの溶けるような口溶けが印象的です。
その中から苺の酸味と苺のコンフィチュールの甘み。
シンプルに美味しいです。
同じくカップデザートの中から
『プラリネオランジュ』
濃厚で香ばしいクリームとスパイシーなそぼろ状のシュトロイゼル、
キャラメルクリームの苦みとオレンジの酸味。
1つのカップの中に様々な味わいが凝縮されており、
それぞれが実に香ばしいです。
ショーケースの上に並べられた多くのヴェノワズリー越しに
厨房でいそいそと作業をするパティシエの方々の姿が見えます。
いい緊張感の中で作られるレベルの高い作品たち…
また素晴らしいお店が増えてしまいました。
レジカウンターにはエクラデジュールと実家のナカヤのショップカードも置いてありました。
地元愛、家族愛…いいですねぇ
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スイーツそのべ

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