銀座マキシム・ド・パリ『サンクショコラ』『根釧ティラミス』『タルト・フレーズ』
先日は、銀座マキシム・ド・パリのスペシャリテ、ミルフィーユを紹介しましたが、
今回はプチガトーの中から
『サンクショコラ』
サンクは、フランス語で5の意味ですから、
これは5つのショコラということになります。
ビスキュイ、ガナッシュ、グラサージュ、飾りのカカオニブ、そしてプレートショコラ、
ショコラを使用した5つのパーツで形成されたケーキということです。
グラサージュに施されたパープル模様がどこか宇宙的な感じで美しいです。
ビスキュイは小麦粉なんか入っていないんじゃないかと思うくらいにガッツリと濃厚で、
交互に重ねられたガナッシュもまた然り。
後味に酸味ともフローラルともとれるインパクトを残します。
『根釧ティラミス』
コーヒーシロップの染みたビスキュイとマスカルポーネ、
ココアパウダーという王道のティラミス。
名前に根釧とあるように、
これは北海道の根室、釧路あたりで搾取されたミルクを使ったチーズで作られたということでしょう。
ちなみに周りの黒い部分を容器の色です。
『タルト・フレーズ』
可愛らしいフォルムの苺のタルト。
タルト生地はサックリというよりはしっとり。
シャンティイはしっかりと甘さがあり、
苺とのめりはりがとても良くついています。
マキシム・ド・パリのケーキはとにかく味が濃厚。
それは何も変な意味ではなくて、
ケーキはケーキなんだ!スイーツは甘い!ということを示しているような。
新進気鋭のパティスリーの一部では、
甘さ控えめとか、日本人の好みに合わせて~とか、
敢えて濃厚という枠から外す動きがあったりしますが、
それまでに日本に繁茂していたフランス菓子は
分かりやすい味というのも魅力の1つだったと思います。
マキシムは、そんなフランス菓子の流れを日本に広めてくれた
パティスリーの一角であると思います。
さて、銀座本店の閉店は発表されましたが、
今後の動きについての具体的な話はまだ持ち上がっていません。
少なくとも私はマキシム好きですので、最悪の結末だけは避けたいですが…
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スイーツそのべ

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