ショコラ・クラシック・マンジャリ(2014.12.4焼成)
ショコラ・クラシックを焼くのはもう何度目か、という感じですが、
今回はヴァローナのカカオ分64%、マンジャリを使って焼いてみました。
・チョコレート 100g
・卵 2個
・バター 100g
・上白糖 50g
※ トッピングとして粉砂糖 これまでと製法は変わりません。
180℃で25分焼くだけ。
焼き上がりはこれまでの及第点を叩き出したショコラ・クラシックと変わらず、成功だと思える仕上がりだったんですが、
焼き上がる途中がなかなかカオスでした…
というのも、このマンジャリというチョコレートがなかなかの曲者。
簡単に説明すると、ヴァローナ社のカカオ分64%のチョコレートで純マダガスカル産の稀少なもの。
フルーティーな香りが特徴的で、とりわけベリー系の酸味を仄かに纏った感じ。
マンジャリはマダガスカル語で美味しい、サンスクリット語で香りを意味し、
その名前に恥じない豊かな香りと旨みを含んでいます。
…なんて、文章に著すと実にいいことづくめのような感じがしますが、
オーブンから放たれる香りと言ったらもう…ここは夏場の秋葉原ですかっ?!
酢酸臭にも近い、芳しさとは真逆の匂いが立ち込めました…
少なくともとてもケーキを焼いている匂いとは思えない…そんな感じでしたので、
正直冷やして固めるまでは失敗をも危惧していたんですよ、実は。
そして本日、朝食にという流れになったわけです。
くるんでいたラップをゆっくり剥がすと、途端に立ち上る香り。
そこには秋葉原は存在しませんでした。確かにフルーティーな香り…悪くない。
そして、食べてみると途端に口の中に香りが流れてきます。
そして、カカオ分に違わぬ濃厚な味わいと、後から微かな酸味。
これ、結構美味しいじゃん!
そして、焼き上がりも今までのものと申し分なく、むしろ今までで一番表面がさっくりと仕上がったかも…
今とても試したいことがまた1つ浮上してしまいまして…
製菓材料を購入している冨澤商店ではヴァローナのチョコレートは150g単位で販売しており、
今回そのうちの100gを使用しているので、50g余っているわけです。
そして、前回まで使っていたチョコレートも50g余っており、
このカカオ分の違う2つのチョコレートを掛け合わせたら、一体どんな仕上がりになるだろうか、と。
強烈なビターと酸味の掛け合わせ…なんだか面白そうな気もしないでもない。
こうして探究心が止めどなく生まれていくのだなぁ、と。
他にもこんなスイーツが人気です♪

スイーツそのべ

最新記事 by スイーツそのべ (全て見る)
- パティスリー ロータス『ゆずとアールグレイのパフェ』 - 2020年12月3日
- OVEN.Y.の焼き菓子 - 2020年12月2日
- FUNDECO(ファンデコ)『鬼滅の刃ケーキ』 - 2020年11月20日