エディアール『スピットメイドケーキ』
世界中から厳選された食料品を集めて販売しているエディアール。
毎年ノエルの季節になると一風変わったバウムクーヘンが販売されます。
それがこの
『スピットメイドケーキ』
一昨年はガトー・ア・ラ・ブロッシュ名義で販売されていたと思われますが、
ナポレオンがバルカン半島遠征の際に持ち帰ってきたものという説もあります。
(3年前の記事はコチラです→http://www.sweets-sonobe.com/sweets/5832/)
バルカン半島と言えば、ギリシアやトルコ、ブルガリア、
旧ユーゴスラビアなどの国が集まっている場所です。
当時その近辺でこういった焼き菓子の文化があったのか、
或いは遠征の道すがらに立ち寄った国で発見したのか…
リトアニアのバウムクーヘンとも言われるサコティスにとても良く似ているのですが、
リトアニアはバルカン半島の北に位置しますので、
類似した文化が繁茂していたという史実も考えられなくはないです。
して、このスピッドメイドケーキ、
生地からは強めに香料が漂ってきます。
そして程良いバターのコク。
ただ、一番特徴的なのは、その食感。
これはもうバウムクーヘンというよりはクッキーやサブレに近いものです。
ねんりん家から派生したあのハードタイプのバウムクーヘンの
外側だけで作られたようなザックリとした焼き菓子です。
今やサコティスを作っているのはユーハイム・ディー・マイスターだけですが、
あちらはサコティスのそれを想像して食べるとまるで違うものですから、
やはりこの手の食感に出会えるのは大変に貴重と言えます。
バター、全卵、砂糖、小麦粉、転化糖、スピリッツ、でんぷん(小麦を含む)、食塩、香料、着色料(カラメル)、膨張剤
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スイーツそのべ

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